妻の死後四十九日を待たずに最初の結婚相談所に入りました。
おしどり夫婦と呼ばれた私たちでしたが、だからこそ妻を失った喪失感は耐え難く、もちろん子どもたちには内緒の活動となりました。
活動後すぐAさんと出会い、お互いをパートナーと確認しましたが、やはり入籍は納骨の区切りをつけてからということで、Aさんにも理解してもらいました。
結婚を決めた後、子どもたちにAさんを紹介したわけですが、長女、次女の大反対に遭いました。
それでも結婚して家を出ている娘たちに反対される筋合いはないと押し通し、Aさんと私の家で結婚生活のスタートをさせました。
しかし、一諸に暮らすようになってから、付き合っているときには分らなかった欠点が次第に見えてきてました。
お互い欠点を指摘し合ってはけんかとなり、関係は次第に悪化、会話は少なくなってきました。
ついには、こんなつもりじゃなかったとAさんが家を出る形でお別れすることになりました。
事を急ぎ、私の反省することも多かったですが、それでもパートナーが欲しいという気持ちは変わらず、新たに結婚相談所に入会する決意をしました。
今度は娘たちには事前に話しました。
通い婚のような形が理想かなと思っています。
熟年の婚活は大変だと身にしみていますが、この先の人生を一人で生きていく考えはありませんので、再度チャレンジしたいと思っています。